ナノバブルとは
「ファインバブル」は、気泡のサイズによりマイクロサイズの「マイクロバブル」と、ナノサイズの「ナノバブル」の2種類に分類されています。これらは、単に気泡が小さいだけでなく、普段目にする気泡(ミリバブル)とは異なる様々な特徴を持っています。
ナノバブルの4つのポイント
1 小さすぎて見えない
髪の毛の幅に500~1000個も並ぶ
2 マイナス帯電している
ナノバブルはマイナスに帯電しているので、プラス帯電した汚れを引き付ける性質があります。
3 泡の内部気圧は約30気圧
周りの水圧と分子間力・静電気力によって、泡の内部気圧は30気圧にもなります。
ナノバブルと同等サイズのウイルスや菌にとっては、30気圧の泡が破裂する力はすごい破壊力です。
その衝撃によって汚れを剥がし落とします。
4 長期にわたって消えない
①泡が小さすぎて、浮力がほとんどない
②マイナス帯電同士だから、泡同士がくっつかない
③陽イオンの殻
という三つの特徴により、泡が消えず長く残ります。
ホースで送ったり、噴露しても、ナノバブルは残っています。
40度程度までの加熱ならナノバブルはほとんど減りません。(ただし煮沸はNG)
ナノバブルの洗浄メカニズム
❶ 汚れを浮かせる
ナノバブルが汚れの隙間に入り込み、汚れを浮かせます。
❷ マイナス帯電したナノバブル
マイナス帯電したナノバブルが、プラス帯電した汚れを吸着し、一緒に流れ落とします。
❸ 破裂して、汚れを破壊する
汚れに浸透したナノバブルが破裂し、汚れを破壊します。
❹ 洗剤や薬剤と混ぜ合わせることも可能
ナノバブルが汚れに浸透し、洗浄効果を発揮することに加え、洗剤や薬剤と混ぜ合わせることも可能で、洗浄効果のさらなる発揮が期待できます。さらに、ナノバブルは浮力がないため、数週間から数ヶ月の間水中を浮遊しています。そのためナノバブルの効果は長期間持続します。